眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
すると、ハッっと顔を上げ、私を塞いでた手を離した。
離されるのと同時に一気に酸素を体に取り込んだ。
「ご・・ごめん歩雨。考え事してた・・」
「クス。沙月ちゃんも、ついに乙女デビューかぁ~!!」
「う・・っるさい!!」
「赤面して言われても説得力無いんですけど~??」
やば・・私、沙月ちゃんの上に立ったわ・・感動。
「なにキモイ顔してんの?」
なに!?
これが、親友に言う言い方!?
ふぅ・・冷静に。冷静に。
「で?誰なの?沙月ちゃんのハートを射止めたのは!!」
「言わない」
即答禁止~~!!
「私の知っている人?」
・・・。シーン。
「知らない人?」
・・・。シーン。
むむ。分かりずらいひとめ。