眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
「その前に、俺の話聞いてくれる?」
「・・・・うん」
「俺、歩雨と別れた後も歩雨の事好きでさ・・ハハ。変だよな。自分からフったのに」
・・・違う。
私が悪いんだから・・駿はちっとも悪くない。
「それでさ、歩雨転校していった後に女子が近寄ってきてさ・・毎日狂ったように・・ヤッてた。歩雨に重ねて・・何回も・・」
たまに・・自分から歩雨似の人を誘ったりしてな・・と付け足して。
・・だから・・・
≪何人目だよ≫
って・・この事か。
「・・だからさ、もっかい俺と付き合わねぇ?」
・・そんなの・・
「・・無理だよ」
「・・そっか」
「・・私は駿の隣に居るべきではない。・・それに」
好きな人がいるから、と言おうとしたのに喉に突っかかって続きの言葉が出なかった。