眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
「・・父さん」
「・・・ゴメンな。・・か・・かくして・・て」
「ううん。ううん!」
ブンブンと首を振った。
父さんは死なない。絶対に
そう願いながら。
「・・・駿。・・おまえは・・良い子だ。俺がいなくても・・大丈夫だよ・・な?」
俺は、それが遺言に聞こえて・・。
気づいたらボロボロと涙を流していた。
「駿。・・男は泣くな。・・お前は強い。・・そして、これからもな・・。・・父さんと・・母さんは・・天国で・・・・ずっとお前を見てる・・・。・・・・幸せに・・・な・・れ」
そう言って、ゆっくりと目を閉じて行った父さん。
そして、動かなくなった。
「・・父さん・・?・・父さん。父さん!起きてよ!!行かないでよ!!俺を置いて行かないで!!!うぅっ・・とうさあぁぁぁぁぁん」
泣き崩れながら父さんに言った。
俺の言葉は、個室の部屋に響いていった。
なんとも、小4の俺には残酷すぎる現実だった。