眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
「では、ここまでやって下さい」
「うん。分かった。・・あれ、宮藤君何処行くの?」
「・・ちょっと、外に行ってきます」
「え!?あ、一緒に・・行こうか?」
どうやら、如月さんは息抜きしたいらしい。
「いや、大丈夫です。僕が戻ってくるまで今言ったとこまでしっかりおわして下さいね」
「・・・う・・うん」
「歩雨ちゃん!!分からないとこは私が教える!!」
「俺には教えてくれないの!?」
「三浦君はさっき何回も教えたでしょ!!」
「え~」
頭悪い人と頭いい人に丁度良く分かれているらしい。
「いってらっしゃい」
沙月ちゃんは目線をノートに向けたまま喋った。
皆原君は勉強に余程集中しているのか、寝ているのかは分からないが無言のまま。
「ちょっと。何寝てんの」
「いてっ」
ポカッとチョップを食らった皆原君。
・・寝てたんだね。
「では、宜しくお願いします」
そう言って僕は部屋を出た。