眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
「流羽夜もシスコンだしね」
いや、隠れシスコン・・じゃないですか?
「兄弟揃ってって、凄いですね」
「・・あんな可愛い妹ほっとけないしね」
性格でもさ。と付け足して。
「・・まぁ、そうですね」
「宮藤君は兄弟いるの?」
「5つ上の兄がいます」
「大学3年?」
「はい。」
「へぇ・・」
「んじゃぁ、そのお兄さんも宮藤君が可愛いんだろうね」
「??」
「クス。別に、何でもないよ。気にしないで。独り言だから」
「そうですか?」
「なんか、話逸れちゃったね。俺が言いたいことは、歩雨を泣かすなってことだけ。宮藤君には任せられそうだから」
「・・公認ですか?」
「まぁ、兄弟は公認。母さんと父さんは分かんないけど?」
と怪しげな笑みを浮かべた。
「・・黒いですね」
「よく言われる」
そして僕たちは笑いあった。