※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
「痛っ……」
「イライラしてるのか知らないけど、
佐伯くんのこと悪く言わないで!
ば……バカって言った方がバカなんだから!!」
「南……!」
佐伯くんが私の側に来て、
奏の手から引き離してくれた。
「ありがと……」
グシャグシャになった服を軽く整える。
「もういい。」
奏はそれだけ言って、
校門を出ていった。
言い過ぎだったかな……
いや!
佐伯くんの悪口言った奏が悪いよね。
私は迷いかけた思考を慌ててリセットした。