※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「……すみません。」



「いいよ。大変だったね。」



「……是非、働かせてください。
ありがとうございます……」



七尾さんは優しく微笑んで、

我が子のように私たちの頭を撫でた。



「今日からここが君たちの家だ。」



「はいっ!」



「おねえちゃん、ここにわたしたち住むの?」



「そうだよ。」



「やったぁ!!」




さくらは嬉しそうにソファーの上で座ったまま暴れた。





「私のことは『おじさん』とでも呼んでくれ。」


「あ……

えっとおじさん。」


「なんだい?」



笑顔で細めた目で私をまっすぐ見つめてくれるおじさん。




「ところで仕事って……?」





< 14 / 304 >

この作品をシェア

pagetop