※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
「……すみません。」
「いいよ。大変だったね。」
「……是非、働かせてください。
ありがとうございます……」
七尾さんは優しく微笑んで、
我が子のように私たちの頭を撫でた。
「今日からここが君たちの家だ。」
「はいっ!」
「おねえちゃん、ここにわたしたち住むの?」
「そうだよ。」
「やったぁ!!」
さくらは嬉しそうにソファーの上で座ったまま暴れた。
「私のことは『おじさん』とでも呼んでくれ。」
「あ……
えっとおじさん。」
「なんだい?」
笑顔で細めた目で私をまっすぐ見つめてくれるおじさん。
「ところで仕事って……?」