※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
雷恐怖症
そのあとはすぐ部屋に戻り、
さくらと一緒に遊んだ。
喉の奥につっかえてる何かを
何度も呑み込もうとしたけど、どうしてもできなかった。
世界中のすべての人が私のこと好きならいいのに。
そうすれば誰を好きになっても両想いだから。
その夜、そんな自分勝手な妄想をしてみたりした。
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次の日、佐伯くんに直接「付き合えない」と謝った。
佐伯くんは悲しそうに「これからも友達で」と言って笑ってくれた。
そして、
奏とはどことなくギクシャクしたまま
季節は11月になった。