※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「泣きたくなったらいつでも言ってね!」
「私の制服を濡らしていいんだよ!!」



「奈央、優花……」



二人とも優しい。


「ありがと。」



二人があんまりにも真剣にそう言ってくれるから、

私も思わず笑顔がこぼれた。




天気が悪いから、とか

奏が私のこと好きじゃないから、とか

そんな理由で落ち込んでたらダメだよね!



元気出さなくっちゃ!!







その日、

午後から雨が降りだし、

私がさくらと一緒に家に着いたときにはかなり強い雨になっていた。






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