※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
あとはベッドメイキングするだけ……
寝起きが悪く、
いつも布団ごとひっくり返して奏を起こすため、
ベッドはぐちゃぐちゃ。
これからは奏だけをひっくり返せるように頑張ろう……。
シーツのシワを伸ばしていたその時。
"ゴロゴロゴロ……"
え……
今微かに聞こえた……。
窓の外を見た瞬間、
音をたてず光った。
か、雷っっ!!!!
音がすぐ鳴らないってことは、まだ遠いんだ。
ってことは時間差で音が来る……!!
「ごめ、さ、さくらの様子……み、見てくるっ」
「え……おい!」
奏の部屋を飛び出した瞬間、
屋敷に地面を震わすような低い音が響いた。