※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
「お前、雷ダメなの?」
「離して……」
しがみついてるのは私の方なのに。
もう頭が回転してない。
「来い。」
奏は私の手を引っ張って立たせようとするが、
腰が抜けてて立てない。
「いい!自分の部屋に戻るから!」
私の言葉を無視し、
奏は私の手を掴んでいた手で私の背中を支え、
軽々と私を持ち上げてしまった。
「奏!お願いっ……」
「黙ってろ。」
目の端で雷が光ったのを見て、
奏の胸に自分の顔をうずめた。
恥ずかしい……。
こんなの……
カッコ悪いよ……。