※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
案内された部屋は私の家のリビング×2と同じくらいの大きさだった。
「広ーい!!」
さくらは嬉しそうに部屋中を走り回っている。
ここに来てからよく笑うようになったな。
「こんな素敵な部屋、ありがとうございます。」
「いいよ。
次は息子を紹介するよ。
息子に会ったらすぐに私は仕事に行かないといけないから。」
「わ、分かりました。」
息子さんってどんなだろ。
やっぱボンボンの子だし、
ぽっちゃりくん?
相当ワガママなのかな……。
16才って同い年だし……。
仲良くなりたい。
おじさんは同じ階のひとつの部屋の前に立つと、軽くノックをして、
大きな扉を開けた。