※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
栞奈side
さ、誘われちゃった!
あの奏に!!
しかもクリスマス……
恋人たちの祭典だよ?
「奈央~、優花ぁ~」
「おはよ、栞奈。」
「どうしたの?朝からテンション高くない?」
「実はね……んーっと……」
二人にはなんて言えばいいのかな……。
「奏と……クリスマス遊ぶことになって……」
そのまんま言ったら、案の定、
二人は怪訝な顔つきになった。
「ハ?なんで?フッたのに?」
「な、奈央……」
「もしかして栞奈遊ばれてるんじゃないの?
それに呼び方いつから名前になったのよー。」
「優花まで……」
完全に二人の中で奏は悪者になっている……。
やっぱり親友を騙しているのは心苦しい……。
「ねぇ、栞奈。
何か私たちに隠してない?」
「っ……」
本当のこと……
言ったら二人はどんな反応するのかな。
嘘ついてたって知ったら私のこと嫌いになるかな……。
でも……
私は重たい口を開いた。