※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「奏……早く行こ。」



奏が寝ぼけ眼で私を見上げる。


その顔も色っぽくてカッコいいです……。




「お前…「奏ぼっちゃん。朝食をお持ちしましたよ。」


「あ、森田さん!」



部屋の入り口には朝食を抱えている森田さんがいた。



「栞奈さま。
もういらしてたんですね。」


「はい。あ、お手伝いしますよ。」


「いいですよ。

せっかくの可愛らしい格好が汚れてしまいますし。」



「あ……あ、ありがとうございます。」



お世辞が上手いですって!



「今日はお化粧もされてるんですね。

いつも以上に可愛らしいですよ。」


ボッ……


うわー。
恥ずかしい!



「えへへ……ありがとうございます……」




森田さんは私ににっこり微笑みかけて、

「失礼します」

と言って奏の部屋を後にした。





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