※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「そんな色っぽい顔しちゃってさ。

もう俺の理性、限界なんだけど。」


「え……」


どういう意味?



「命令。キスさせろ。」



「っ……」



その言葉に私の心臓が大きく1つ鳴る。



私の上に馬乗りになり、

奏は顔を少しずつ近づける。




「奏……っ、やっぱり、き、キスはダ……んんっ……」


その言葉も奏の唇により塞がれる。



キス……してる。




奏と……





静かな部屋にリップ音が響く。





このまま

私の気持ち

言葉にしなくても伝わっちゃえばいいのに。



私は目を閉じた。






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