※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。

「奏は……どうしてキスしたの？」


「お前……男にそういうこと聞くなよな……」


「私だから？

それとも誰でも良かった？」


「…………。」




奏は私の上から退いて、

ベッドの縁に腰かけた。




「……最近、変なんだ。

お前が……森田と仲良さそうに話してるとムカつく。

俺以外の男といると、イライラする。」



それって……



「嫉妬？」



「ちげーよ。犬の分際で生意気な……」


「イダダダダ……痛いっ」



奏は私の頭を鷲掴みにして力を込めた。




「じゃあ、

奏は私のこと、

好きじゃないんだね。」


やっぱりちょっと

悲しいな。



「そんなこと言ってない。」




頭を掴む手の力が緩まり、

次の瞬間、



私は奏の腕のなかに収まった。