※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
「そうだね。大丈夫……」
「外行くぞ。もう着いてるだろうから。」
「うん。」
私は奏と一緒に校門の外に出た。
「森田、保育園まで」
「かしこまりました。」
「森田さん……すみません……」
「いいえ、さくらさまの一大事ですから。」
森田さんの運転する車に揺られ、
私たちはさくらの保育園に着いた。
「さくら!」
「ああ、栞奈ちゃん。
こっちですよー。」
他の子供たちとは違う部屋で、さくらは眠っていた。
「おね……ちゃん……」
「さくら!遅くなってごめんね……ごめん……」
さくらを抱きしめ、そこにいるんだという事実を確認した。