※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




栞奈side



風邪を引いた日の夜は奏がずっとベッドの側にいてくれた。



おかげでその日のうちに治っちゃったよ。

ありがと、奏。




翌朝、

目が覚めると、奏は隣にいなかった。



部屋に戻ったのかな?




私は制服に着替えてから奏の部屋へ向かった。




「奏、昨日はありがと!」


ドアを開けてそう言うが、
返事はない。



まだ寝てるのか。



ベッドの中を覗くと、その中には奏がいたが、珍しく目を開けていた。



「奏が起きてるなんて珍しい!

昨日はありがとね。」


「んー……」


あれ、声がなんか……変……。



「奏、まさか……」


「風邪移った。」







まだまだ私たちの風邪祭りは続きそうです……。









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