※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
「どうしたの?急に嫌がらなくなったな。
もしかしてウェルカムな感じ?」
「もうどうでもいいです。」
「ふーん。じゃ、遠慮なく。」
その男子が私の脚を触ろうとした時、
ドアが勢いよく開く音がした。
次の瞬間、私から男子が引き剥がされた。
「テメー、人の女に何してんだ。」
「な、なんでお前が。」
「奏……」
奏がその男子を掴み上げていた。
「なんで……」
「殴られる覚悟はできてんだろーな。」
すごい剣幕で迫る奏に私以上に男子がビビっている。
「お、おい!よせ!悪かったって。」
「奏っ、ヘーキだから!殴らないで……」
私が言うと、奏は男子を地面に落とした。
男子はそそくさと空き教室を出ていった。