※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「……苦っ……」


「えっ!」


「俺甘いのが好きなんだけど。」




う、嘘でしょー!!




「ご、ごめん。今日中に出来るか分かんないけど、作り直すから!」



「あ、でも、あーんしてくれたら甘くなるかも。」



「ハ?」



あーん、って……



奏はさも当たり前のように口を開けて待っている。




仕方ない。

食べようとしてくれてるんだもんね……。




「あーん……」


クッキーを1枚手に取って、奏の口に入れた。


恥ずかしい!



「ちげーだろ。」


「え?何が?」


「俺が言ったのは口で、って話。」


「く、口!?」



奏の言いたいことが理解できない。






< 242 / 304 >

この作品をシェア

pagetop