※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




どんどんベッドに近づいていき、

私の鼓動もどんどん速さを増していく。



ベッドの前で手を離し、

奏はのそのそと布団の中に潜っていった。




「奏……?」


「寒くて疲れてるから寝る。

掃除やるな。掃除機うるさいから。」


「え!困るよ……」



さくら待たせてるのに。



「じゃあお前も来い。」

「きゃっ」




またしても奏に引っ張られ、ベッドにダイブした。



奏はいたずらっぽく楽しそうに笑った。



なんか……可愛い……。




その笑顔に気を緩めてしまい、

「じゃあちょっとね……」

ベッドのはじっこに寝っ転がった。






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