※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「とりあえず、今日は入院だから。」



奏がそう言うと、森田さんが一歩前に出て言った。



「ではお荷物を取りに行って参りますね。

さくらさまも一旦屋敷へお連れします。

この間にお二人でよく話し合われてください。」



「森田さん!?」



「参りましょう、さくらさま。」


「うん!」




さくらと森田さんは手を繋いで病室を出ていった。





「座れば。」


「え、うん。」



奏は体を起こし、私も椅子の上に座った。





奏……


私ね、答え

決まったんだよ。







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