※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
「え……森田さん。」
そこには車に乗った森田さんがいた。
「栞奈さま、ぼっちゃん。
お急ぎくださいっ!」
奏は私の手を引っ張り、車に乗り込んだ。
「ねぇ!どこ行くの!?」
「ちょっと黙れ。」
「黙れ、って……
電話でも素っ気なくて、急に帰ってきたと思ったら、いきなりこんな風に連れてかれて……
意味わかんないよ。」
「…………。
まったく、めんどくせー女。
今日がなんの日か知ってる?」
「え……今日……」
5月25日……。
なんだっけ……?