夏の夜に咲く恋花火 ~夏祭り~
第3章~浴衣の中に隠した気持ち~
今日初めて会う相川君。
大好きなブルーのストライプのシャツを着ていた。
ネクタイを外し、胸元を少し開けた相川君は
とてもセクシーだった。
「お疲れ!!こんなに重いの女の子に持たせるなよ!」
相川君は私の手からビニール袋をさっと取り、
横にいた男の子の頭を突っついた。
今日は風が強い。
花火を見るには、煙がすぐに流れてくれるので、
風が強い方がいい。
遠くに見える屋台から、いろんな匂いが運ばれてくる。