夏の夜に咲く恋花火 ~夏祭り~
「腹減ったな。俺、フランクフルト買ってくるけど、誰かいる?」
相川君は腕まくりした袖をもっと上まで上げながら、みんなを見渡した。
5人くらいの人が手を挙げて、相川君は苦笑した。
「おいおい、俺そんなに持てないよ。…あ、誰か手伝ってよ。」
相川君は、キョロキョロとみんなの顔を見た。
私…一緒に行きたい。
勇気を下さい。
私は胸に手を当てて、
赤い下着をつけていることを思い出す。
今がチャンス…
相川君が、
フランクフルトを一緒に買いに行ってくれる人を探してる。
こんなチャンス…もうない!!