私の歩む道
非行に走っていく私
学校にいると、クラスのことで困る。
けど、家にいると、親のことで困る。
私の家は、4人で住んでいて、私、おばあちゃん、お母さん、弟で暮らしている。
お母さんは、毎晩お仕事で、帰ってこない。
だから、私と弟のお世話は、おばあちゃんがする。
私は、おばあちゃんっ子で、小さい頃からおばあちゃんにお世話されてて、あまりお母さんとお話しなかったから、よく喧嘩する。
家にあまりいないけど、朝方お仕事から帰ってきて、すぐに寝ちゃうから、あまり話す機会なんてないけど、昼間いるときもある。
私のお母さんとおばあちゃんは、私が遅く帰っても、心配しない。
夏休みも、そうだった。
杏ちゃんと、プールに行った時。
帰りのバスを、間違えて乗ってしまい、親に遅れるって連絡をしておいた。
けど、返信は、
『知らないよ~あんたが間違えるのがいけないんでしょ~』
それだけだった。
それに対して杏ちゃんは、
『最近不審者が回ってるから早く帰って来なさい。』
だった。
少しは、心配して欲しかった。
ほとんど喧嘩して、お母さんの手作りご飯も食べたことないし、洗濯だってしてもらったことないけど、心配だけは、してほしかった。