私の歩む道
1学期が本格的に始まり、授業をやるようになった頃。
私は、いつものように中学1年生からの友達としゃべっていた。
その子は、遠藤沙羅(えんどうさら)ちゃん。
その他に、新しく、席替えで近くだった、藤道雛(ふじどうひな)ちゃんと、私で話していた。
私たちがグループでしゃべっていると、雛ちゃんの口から、悪口がこぼれた。
「なんかさ、5組の佐藤杏って、スッゲームカつく。」
雛ちゃんは、もともと私たちのグループで、リーダー的存在だった。
私は、すごく焦った。
だって、杏ちゃんも、友達だもん。