カルチャー
んっ?

ちょっと待て。

もしかしてとは思うけど、この子と佐合はつきあっているの?

えーっと、つまり…上川が彼女と一緒にいたから佐合が入ってきた。

それでこの状況になったと言う訳…なのか?

もしそうだとすると、飲み会嫌いの佐合がわざわざこの場に参加した理由に納得が行く。

「えっ…?

人のモノって…ええっ!?」

上川は慌てたように彼女と佐合の顔を見比べた。

「まさか…いやっ、ええっ!?」

訳がわからないと言うように戸惑っている上川に、
「お前、何が言いたいんだ?

お前の考えてる通りだ」

佐合が言った。
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