カルチャー
「だから、俺の名前」
「知っていると言えば知っていますけど…」
それをどうするんだと思っていたら、
「呼んで」
上川が言った。
「はっ?」
私はまた聞き返した。
「せっかく結ばれたんだし、呼んでよ」
そう言った上川に、
「いや、意味がわからないです」
私は首を振った。
「プライベートの時だけでいいからさ」
上川はあわせた両手を私の前に出した。
「仕方ないですね…」
私は息を吐くと、
「有志」
名前を呼んだ瞬間、上川は嬉しそうな顔をした。
☆★END☆★
「知っていると言えば知っていますけど…」
それをどうするんだと思っていたら、
「呼んで」
上川が言った。
「はっ?」
私はまた聞き返した。
「せっかく結ばれたんだし、呼んでよ」
そう言った上川に、
「いや、意味がわからないです」
私は首を振った。
「プライベートの時だけでいいからさ」
上川はあわせた両手を私の前に出した。
「仕方ないですね…」
私は息を吐くと、
「有志」
名前を呼んだ瞬間、上川は嬉しそうな顔をした。
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