桜舞う季節に ー君が教えてくれたことー
「絢香。僕、一生をかけて
絢香のことを愛してる」
「え?」
「まだ中学生だけど、さ。
僕、本当に絢香のこと、好き。
好きって言葉じゃ足りないくらい、
絢香が好き」
「わっ......私も、涼のことが大好き」
私も照れながらそう言う。
「絢香。僕の病気が治ったら、
将来......結婚しよう」
出逢って1年も経っていない
私と涼だけど、
私は自分が涼を思う気持ちは
誰にも負けない、と思った。
「うん!」