桜舞う季節に ー君が教えてくれたことー




涼と別れて病院を出たときは、

もう空は暗くなっていた。


私……本当に、涼の彼女に…



なれたんだ。




私は緑に染まった

桜並木を通って、

いつもより軽い足取りで

家に帰った。
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