桜舞う季節に ー君が教えてくれたことー




しばらくそうしていると、


沙耶が口を開いた。


「絢香、待合室に行こう」


「……うん」



不安で仕方がない私の手を、

沙耶が握る。


そのまま私と沙耶は

待合室へと向かった。








 
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