BeautifulWorld
第三章

ぼくは小走りで

大広間に向かい…

扉を両手で開ける…。


「ルイ様誕生日おめでとうございます!」


入った途端に

祝福の言葉と

クラッカーの音…。

こんなに嬉しい事は

あるだろうか。


「ありがとう」

だからぼくは

笑顔でそう言う…。

「ルイ誕生日おめでとー!」


そう言いながら

近付いて来るアミ。

「ありがとうアミ」

テーブルに置いてある

グラスに手を伸ばし

アミのグラスと

合わせる。

波立つオレンジュースは

綺麗と思えたー。



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