バカ男の想い人
「それは…。」
この顔を見てたら正直に言った方がいいのかもしれない。
「…嫉妬して欲しかったから。俺、本当に好きで付き合ったのが朋美が初めてだから…。」
これで、俺と別れるとか言わないだろう。
ヤキモチ故の行動だったんだ。そうだろう?
「なに…それ…。」
朋美の体が震える。
朝は朋美の友だちが邪魔だったけど、今度は邪魔はない。
「朋美…ごめん…。」
そう言って朋美に抱きつこうとしたが…。