君とふたり暮らし。
④亮太 ――誘い。
俺は今日ラストまで仕事だった。上司にシフトを増やして欲しいって言ったら急にめちゃくちゃ増えた。まあ、もう学校もほとんど行かなくていいから、いいんだけど。今日は何も食べずに帰ってきた。たまには家で食おうかなと思って。でも家には米以外何にもなかった。買い物に行くのもめんどくせーし、もう食べずに寝てしまおうかと思ってたら携帯が鳴った。
〈今、暇?〉
佐倉さんからだ。俺がつまらないことで電話したあの日から、ちょくちょくメールや電話をするようになった。キツそうな感じの子だと思ってたけど、話してみれば普通の女の子だった。そういえば今日、佐倉さんは早番だったな。
〈今帰ってきたとこ。暇だよ。〉
メールを返すとまたすぐに携帯が鳴った。今度は電話だ。
「今、友達と二人で遊んでるんだけど、何もすることなくて〜。芦田くんも暇なら一緒に遊ばない?」
「えっ、あーいいよ。」
「じゃあ迎えに行くー。私車だし。家、どの辺?」
「んー結構ややこしいよ?途中まで原付で行くわ。」
俺は電話を切るとすぐに待ち合わせ場所まで原付を走らせた。そこに着くと佐倉さんはもう来ていた。女の子らしい真っ赤な可愛い車。
〈今、暇?〉
佐倉さんからだ。俺がつまらないことで電話したあの日から、ちょくちょくメールや電話をするようになった。キツそうな感じの子だと思ってたけど、話してみれば普通の女の子だった。そういえば今日、佐倉さんは早番だったな。
〈今帰ってきたとこ。暇だよ。〉
メールを返すとまたすぐに携帯が鳴った。今度は電話だ。
「今、友達と二人で遊んでるんだけど、何もすることなくて〜。芦田くんも暇なら一緒に遊ばない?」
「えっ、あーいいよ。」
「じゃあ迎えに行くー。私車だし。家、どの辺?」
「んー結構ややこしいよ?途中まで原付で行くわ。」
俺は電話を切るとすぐに待ち合わせ場所まで原付を走らせた。そこに着くと佐倉さんはもう来ていた。女の子らしい真っ赤な可愛い車。