君とふたり暮らし。
 4人は車を降り、ゆっくり夜景を楽しんだ。
「やっぱキレ~‥。癒される~。」
 夜景を見ると凄く穏やかな気持ちになる。何でだろうね。暫くして、再び車に乗り込んだ。また跳ねて、転げて、益々テンションが高くなる。私達はコンビニで食べ物とお酒を少し買って、芦田くんの部屋へ行くことにした。
「こないだ来たばっかだよね。」
 部屋には先日ここに来たときの形跡がたくさん残っていた。ボトルキープしといてね、と言った焼酎のボトルもちゃんと置いてある。
「あっ、そういえばこんなとこにも落書きしたっけ!」
 ハルナはコタツの上に油性マジックで描かれた落書きを指差して大笑いしている。
「そうだよ!これ消えんの?別にいいけど‥。」
「除光液で消えると思うよ。今度持ってきてあげる。」
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