君とふたり暮らし。
 結局、日が上るまでイチャイチャしてた。付き合ってもないのにね。まあ、こんなこと日常茶飯事。って私最低だな。フリーだからね、そうゆうのもアリでしょ?芦田くんはどんな気持ちでいるんだろう。気になる。
 暫くして、ハルナが急に起きてきた。慌てて離れちゃったよ。びっくりしたー。ハルナは時計を見て、今日仕事だからもう送って欲しいって。
「潤は?帰るの?」
「どうしよー。家まで帰るのはちょっと時間がギリギリかも。てゆうか面倒臭い。一応車に着替えは積んであるんだけど。って私の車ハルナんちじゃん!」
「じゃあ、車でハルナちゃんちまで送って、その後店まで送ってやるよ。車はまた後で取りに行けば?」
「本当?助かる~!」
 寝ているサトシくんを置いて、私達3人は車に乗った。車の揺れが心地よくて、すぐに寝てしまった。気付けばもうハルナんちの前だった。
「じゃあ!またね!」
 ハルナに別れを告げ、自分の車で着替えを済まし、もう一度芦田くんの車に乗る。寝てていいよ、と言われまた後部座席に寝転んだけど、今度は寝れなかった。
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