保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜
「そして、大切なものを教えてもらっている気がします。柚先生に」
柚はまばたきさえ忘れて花畑 蜜を見ている。
一見、華奢に見える花畑 蜜の腕の力が強かったこと、抱きしめられたこと、全てに驚いてまだ戸惑っている。
そして、褒められていることにも。
「あ……、わ、私は全然……何もしてないから。私の方こそ花畑先生には助けてもらって……」
やっと柚の口が動いた。
が、遅かった。
花畑 蜜の目尻が優しく下がり、形の良いくちびるがゆっくり動く。
柚にはまるでスローモーションのように映った。
ただ、ドクドクと大きく脈打つ心臓の音にかき消されて、肝心な花畑 蜜の声が聞こえなかった。
花畑 蜜は口をポカンと開けたままの柚に軽く礼をして部屋を出て行く。
柚はまばたきさえ忘れて花畑 蜜を見ている。
一見、華奢に見える花畑 蜜の腕の力が強かったこと、抱きしめられたこと、全てに驚いてまだ戸惑っている。
そして、褒められていることにも。
「あ……、わ、私は全然……何もしてないから。私の方こそ花畑先生には助けてもらって……」
やっと柚の口が動いた。
が、遅かった。
花畑 蜜の目尻が優しく下がり、形の良いくちびるがゆっくり動く。
柚にはまるでスローモーションのように映った。
ただ、ドクドクと大きく脈打つ心臓の音にかき消されて、肝心な花畑 蜜の声が聞こえなかった。
花畑 蜜は口をポカンと開けたままの柚に軽く礼をして部屋を出て行く。