保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜
「あら、もう帰っちゃうの?」
廊下の向こうから園長が歩いて来る。
いつ会ってもこの人は優しく微笑んでいる印象しかない。
「すみません。この後、レコーディングがあって。今日はもう来れないかもしれません。好き勝手な事ばかりして本当にすみません」
花畑 蜜は深々と頭を下げる。
「いいのよ。仕方ないんだから。あなたは国民的アイドル、SONIAの月夜見 蓮なんだもの。分かってて雇ってるのよ。あなたはみんなの月夜見 蓮。祖母の私が独占出来ない事も分かってます」
そう言うと園長は花畑 蜜の肩を軽く抱き、背中を軽く2度ポンポンと叩いた。
「大きくなったわね……」
しみじみと噛み締めるように言う声は少し淋しさが感じられて、花畑 蜜の胸はギュッと切なくなった。
廊下の向こうから園長が歩いて来る。
いつ会ってもこの人は優しく微笑んでいる印象しかない。
「すみません。この後、レコーディングがあって。今日はもう来れないかもしれません。好き勝手な事ばかりして本当にすみません」
花畑 蜜は深々と頭を下げる。
「いいのよ。仕方ないんだから。あなたは国民的アイドル、SONIAの月夜見 蓮なんだもの。分かってて雇ってるのよ。あなたはみんなの月夜見 蓮。祖母の私が独占出来ない事も分かってます」
そう言うと園長は花畑 蜜の肩を軽く抱き、背中を軽く2度ポンポンと叩いた。
「大きくなったわね……」
しみじみと噛み締めるように言う声は少し淋しさが感じられて、花畑 蜜の胸はギュッと切なくなった。