どうしようもなく好きな人
荷物を定位置に置いてから、私は読みかけのマンガを持って、窓際のイスに座った。

先輩は向きを直し、パソコンの前で何やら作業を行っている。

そこからは特に何かを話す訳でもってなく、ただ時間が過ぎていく。

けど、私はこの時間が何よりも好きだった。

他の人が来るまでの、ほんの少しの時間だけど、私にとってはとても幸せで、嬉しかった。



この人が、私の、好きな人。



どうしようもなく、好きな人……。
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