君のオレンジ〜あの日、あの教室で〜
涼介は、私の家が帰り道ってこともあって
家まで送ってくれる。
「千咲ー?」
「なーに?」
「手…繋ご…?///」
涼介…いつもより積極的だなーとか思いながら
「…っ//…うん//」
嬉しいって、幸せだなって実感した。
その日は手を繋いで家まで送ってもらった。
「…じゃ、またな!」
「うん…」
離れた手が冷えていくのがわかる。
何だか寂しくなって、
離れたくないって思う。
「…涼介」
「ん…?」
涼介の優しい声…
甘えたくなっちゃう。
「涼介…好き」
思わず溢れ出す、この想い
「…千咲。ダメだって」