執事の加藤さん。
で、デート…だと!?

俺は余りにもビックリしすぎて固まっていた。


「何よ、文句あんのかテメェ」

ひいいいぃぃぃ!!!!
お嬢様が鬼の形相で睨んでおられる!!恐ろしすぎる…。
まぁ、断わる理由もないしな。


「い、いえ、文句などありませんよ!!ただちょっとイキナリだったというか珍しいなと思ってビックリしちゃっただけなんで」

うん。これは本当。


「あぁ、まぁね。奥村さんまたクソ兄貴と一緒に仕事行っちゃったしね。買い物付き合ってくれる人がいないのよ」


あぁ、なるほどね。
俺は奥村さんの代わりなのか。そうか。
そうだよな、お嬢様と買い物に出掛けたりしてたのって奥村さんだったもんな。










何だろう。
モヤモヤしてしまう自分がいる。
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