執事の加藤さん。
ミルクティー色の綺麗な髪色。髪は胸ぐらいまでの長さで少しウェーブがかっている。
クリッとした大きな二重まぶたの瞳に長いまつげ。透き通るような白い肌に、血色の良い小さな唇。
日本人離れしたような、顔立ちのお嬢様。いや、純日本人だけどね。



彼女の外見こそ、目立っている原因である。



そりゃあ、白麗学園はお金持ちしか通わないし真面目な人が多い為、不良なんていないし、髪を染めている奴もいない。

何故かお嬢様は、高校に上がると同時に髪の毛をこのような色に染めてしまったのだ。
まぁ似合ってるし、めっちゃ俺の好……ゴホッゴホッ、ゲホッ…、うん、まぁ更に可愛さが増したって感じだ。

元々凄く綺麗な顔をしてるお嬢様だから、あんな髪色になっても何も違和感を感じなかった俺。
いや、待てよ。高校で髪を染めるって事は、お嬢様は不良なのかな?いや、きっとお洒落だよね、ファッションファッション。
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