【長】野球ボール
「いや、俺こそいいのかって感じなんだけど」


「へ?何で?お母さんが無理矢理連れてきたんじゃん」


「いやー…ほら、叶夏も一応女じゃん?何かいろいろ迷惑じゃね?」


こんな小さくなってる一輝初めて見たかも。


「迷惑なわけないじゃん!!てか、一応って何?一応って。そっちの方が許せないんだけど」


じっと一輝を睨みつける。




「へ?俺そんなこと言った?うっわー無意識っ」


「えーっ、何それ!!酷過ぎる!!最悪っ」


「はは!!悪い悪い」


そんな単純なことであたしたちは、いつものあたしたちに戻った。


一輝と話すときは素でいられるから楽。
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