【長】野球ボール
「うん。約束っ」
球児の夢っていうのは、もちろん甲子園のこと!!
「ははっ。命令口調だし。おー…約束な!!でも『野球バカ』って言葉まで書かなくてよくね?」
「そっちの方が重要でしょ♪」
あたしの言葉に一輝は言い返すこともなく、小さく笑った。
「一輝、誕生日おめでとっ」
そういえばまだ一回も言ってなかった言葉を、あたしはようやく口にした。
「……サンキュ」
そう言って笑う一輝は、本当にうれしそうで……
あたしは胸を締め付けられた。
今のあたしは一輝の気持ちに応えられないから…。
球児の夢っていうのは、もちろん甲子園のこと!!
「ははっ。命令口調だし。おー…約束な!!でも『野球バカ』って言葉まで書かなくてよくね?」
「そっちの方が重要でしょ♪」
あたしの言葉に一輝は言い返すこともなく、小さく笑った。
「一輝、誕生日おめでとっ」
そういえばまだ一回も言ってなかった言葉を、あたしはようやく口にした。
「……サンキュ」
そう言って笑う一輝は、本当にうれしそうで……
あたしは胸を締め付けられた。
今のあたしは一輝の気持ちに応えられないから…。