【長】野球ボール
「だったら尚更一輝に言った方がよくね?」
「一輝にははっきり”俺はもう叶夏を好きじゃない”って言われちゃったんだよね」
「それは成宮さんとのこと知らねぇからだろ?」
「知ってても変わらないよ。今また改めてそんなこと言われたら、きっと立ち直れないから…」
「だから言わない?」
「……うん」
コクリと小さく頷いた。
「そっか。俺は言うべきだと思うけど、無理には言わねぇよ」
「うん、今はまだ言わない」
「分かった、俺も黙っとく」
そのとき大野キャプテンの声がグラウンドに響いた。
「爽!!早く練習戻れっ」
「おっと…ヤバイ!!じゃ行ってくる♪」
「ごめんねっ」
長く話しすぎちゃった。
でもソウソウはいつもの笑顔で走って行った。
「一輝にははっきり”俺はもう叶夏を好きじゃない”って言われちゃったんだよね」
「それは成宮さんとのこと知らねぇからだろ?」
「知ってても変わらないよ。今また改めてそんなこと言われたら、きっと立ち直れないから…」
「だから言わない?」
「……うん」
コクリと小さく頷いた。
「そっか。俺は言うべきだと思うけど、無理には言わねぇよ」
「うん、今はまだ言わない」
「分かった、俺も黙っとく」
そのとき大野キャプテンの声がグラウンドに響いた。
「爽!!早く練習戻れっ」
「おっと…ヤバイ!!じゃ行ってくる♪」
「ごめんねっ」
長く話しすぎちゃった。
でもソウソウはいつもの笑顔で走って行った。