【長】野球ボール
「爽…お前知ってたな?」
一人現実逃避してた俺に、一輝から声がかかる。
いつにも増して鋭い目で。
「……あー…うん。知ってた」
一輝怖ぇえ…!!
「何で?」
「……キョンキョンが言ってた。別れたっていう…次の日?」
はは…と笑ってみたものの、顔は強張ってる。
「励は?」
「俺も知ってるよ?爽みたいに次の日に聞いたわけじゃないけど」
「何で知った?」
「何でって…叶夏ちゃん暗いときあったじゃん?何かあった?って聞いたら、別れたって」
驚きっぱなしの一輝をよそに、励ちゃんは続ける。
「けど叶夏ちゃんの元気がないのと、成宮さんが関係あるとは、正直あんま思わなかったけどね。言いたくないならと思って、深くは聞いてないよ」
うひゃー!!
励ちゃん見抜いてる!!
一人現実逃避してた俺に、一輝から声がかかる。
いつにも増して鋭い目で。
「……あー…うん。知ってた」
一輝怖ぇえ…!!
「何で?」
「……キョンキョンが言ってた。別れたっていう…次の日?」
はは…と笑ってみたものの、顔は強張ってる。
「励は?」
「俺も知ってるよ?爽みたいに次の日に聞いたわけじゃないけど」
「何で知った?」
「何でって…叶夏ちゃん暗いときあったじゃん?何かあった?って聞いたら、別れたって」
驚きっぱなしの一輝をよそに、励ちゃんは続ける。
「けど叶夏ちゃんの元気がないのと、成宮さんが関係あるとは、正直あんま思わなかったけどね。言いたくないならと思って、深くは聞いてないよ」
うひゃー!!
励ちゃん見抜いてる!!