【長】野球ボール
「キョンキョン!?」


「叶夏ちゃん」


「叶夏…」


席に戻ると皆の心配そうな声が聞こえてきた。


ゆうくんは一輝の席に座ってる。


あたしの顔見れば分かるよね…。




「何で泣いてんの?一輝は?」


「……うわーん」


あたしは隣のソウソウに抱き着いた。


「わっ…どした!?」


「一輝のバカ〜!!もう嫌ーっ」


泣きじゃくるあたしに、それ以上何も聞かずにいてくれた。
< 360 / 683 >

この作品をシェア

pagetop