【長】野球ボール
「爽うっせぇ」


「あー、そんな態度とっちゃう?じゃあ教えませーん。ねぇキョンキョン?」


「あー…うん?」


「おーっとそろそろ担任くるんじゃん?ほら、一輝も席につけって」


ソウソウは一輝を押して、自分の席に戻った。

ホッと胸を撫で下ろす。




「で?昨日どうだったの?」


入れ代わりに、あたしの席の真後ろから声がした。


「昨日?プロ野球観戦した」


「え、いいなー。俺も行きたかった」


「ちょっと励ちゃん!!真面目に答えてよー」


「あはは。ごめん」


そう…今のあたしの後ろの席は励ちゃん。

朝から癒される。
< 425 / 683 >

この作品をシェア

pagetop