【長】野球ボール
いつものように着替えて外に出たら、一輝の姿がなかった。
いつもは必ず待っててくれてるのに。
キョロキョロと見渡してみると、少し離れたとこに一輝らしき人を発見したから…あたしは声をかけた。
「一輝?帰らないのー?」
けど、すぐに後悔!!
相手は物影にいて誰か分からないけど、誰かと話をしている感じだった。
ヤバッ。
礼儀知らずみたいじゃん!!
でも一輝はその人に会釈して、すぐにあたしのとこにきてくれた。
「悪い!!」
「ううん…あたしこそごめん。話してるの気付かなかった」
「監督にちょっと呼ばれてた」
なーんだ…あれは監督だったんだ。